国宝蓮華王院(三十三間堂)に消火用エンジンポンプセットを納入しました。
2025/05/23
国宝蓮華王院(三十三間堂)の延焼防止のための防災設備に、当社の消火用エンジンポンプセット「揚水量:5,000L/min」を納入しました。また、従来は手動で行っていたポンプ起動や消火活動が自動化されて、赤外線式3波長炎検知器で火事を認識し、地下にある放水銃を作動させるシステム対応も行いました。一旦放水を始めると30分程度続く仕組みとなっています。
三十三間堂は、長寛2年(1164年)に後白河天皇によって建立され、火災で焼失後、文永3年(1266年)に後嵯峨上皇が再建しました。室町時代には足利義教が修復を行い、桃山時代には豊臣秀吉が築地塀を整備しました。江戸時代以降は妙法院の管理下にあります。
本堂の内陣には33の柱間があり、観音菩薩が三十三の姿に変化する信仰に由来しています。堂内には千体千手観音立像が並び、中央に本尊の千手観音坐像が安置されています。これら重要文化財等を火災から守るため、消防用設備が設置されています。
三十三間堂をはじめ、当社は消火用エンジンポンプセットを1974年から250機以上納入しています。