昭和精工株式会社向け高効率新型バーヒータ 納入
2025/06/03
2025年5月4日にカーボンニュートラルに対応した新型バーヒータの1号機(1000kW 3kHz)を昭和精工株式会社殿に納入しました。バーヒータは誘導加熱を利用して棒鋼を1250℃まで加熱する装置で、自動車などに使用されるベアリングの製造ラインに導入されています。本装置には新開発した電圧型IGBTトランジスタインバータと高効率加熱コイルが採用されており、従来ヒータに比べて約10%の省エネを実現しています。新型インバータは400kW〜2400kWまでの幅広い容量帯に対応しており、本装置は様々なお客様のカーボンニュートラルおよび省エネの推進に貢献することが期待されています。
(誘導加熱とは)
誘導加熱は電気を使って金属を効率的に加熱する方法です。コイルに電流を流すとそのまわりには磁力線が発生します。そこに金属を置くと磁束の変化を妨げる方向に渦電流が流れ、この渦電流が金属の抵抗によって熱に変わり、金属を加熱できます。家庭用のIH炊飯器やIHコンロから自動車産業などの工業炉まで様々な分野で利用されています。
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